子どもの習い事って『誰のためのもの』なの!?
14歳(男)・12歳(男)・7歳(女)の転勤族アラフォーママです。
「子どもの子育ては幼少期に決まる!!」と信じ、早期教育、とくに『自己肯定感』を高めることを大切にした子育てをしてきました。
もちろん、まだまだ日々悩んだり迷ったりしながら子育て奮闘中ですが、子ども達が少し成長してきた今だからこそ見えてきた「もっとああすれば良かったなぁ…」とか「こうしていて良かったよ!!」”と思える『今だから思う子育て』をご紹介しています。
少しでも子育て奮闘中ママの参考になれば嬉しいです(*^^*)
子どもに習い事ってさせていますか?
我が家の3人の子ども達は色々習っているので、ほぼ毎日なにかしらの習い事に行っています。
でも、私が無理にやらせている訳ではありません。
本人達がやりたいっていうからやらせてあげてるんです。
最初はどの習い事も私が始めさせました。
でも習い事の楽しさを子ども達に気付かせる事で、子ども達が「やりたい!」と自分から思えるようになるんです。
子どもの習い事は『誰の意志で、誰の為にやっているのか!?』という事を明確にする事でメリットがたくさんあるんですよ。
今回は「習い事は自分のためにやっているんだ」と子ども自身が認識する事の大切さについて、ご紹介したいと思います。
- 子どもが習い事に積極的になってくれない
- 習い事の時間だというのに準備が遅くてイライラする
- こっちの苦労も知らず、子どもが感謝してくれない
その習い事、誰の為にしているの?
ほぼ毎日、子どもの習い事があると周りの人に言うと、たいていこんな風に言われます。
「いつ遊ぶの?」
「かわいそう。」
「やらせ過ぎじゃない?」
「教育熱心なママなんだね。」
実の親にでさえ「ちょっとやらせ過ぎじゃないの?かわいそうに…」って言われます。
いやいやいやいや、違うし!!
そういう風に思うという事は、子どもの習い事は親がやらせている(子どもは受け身)という考え方が前提にあるという事です。
ではそれを逆にしてみて、子どもの習い事は子どもが自主的にやるものだとすればどうでしょう?
「ほぼ毎日習い事に行っている」と言った時に返ってくる言葉はガラッと違うと思います。
「色々習えて幸せだねー。」
「がんばってるんだねー。」
「やりたい事があっていいね。」
習い事をさせ過ぎてかわいそうっていう負の考えから一転、習い事に対して前向きな考え方になるんです。
つまり、子どもの習い事は『誰の意志で、誰の為にやっているのか!?』って事を明確にする事で考え方がガラッっと変わるって事です。
周りの人を例に出してみましたが、この認識がもし、あなたと子どもの間でもズレていたとしたらどうなると思いますか?
- 親⇒『子どものためを思って連れて行ってあげている』と思っている
- 子ども⇒『親が行けって言うから行ってあげている』と思っている
そして、このズレがどんどん大きくなって、どんどん面倒くさいことになるんです。
習い事を、子どもが親にやらせていると思っている場合
子どもの言い分はこうです。
行けって言うから行っているだけ
↓
遊べなくてかわいそうと言われる
↓
僕(私)はかわいそう
↓
本当はやりたくない、やめたい!!もっと遊びたい!!
そして、その気持ちは態度でも習い事先でしっかり出ていることでしょう。
ついつい遊んでしまったり、時間を消化するだけのように適当にこなしたり…。
そうなると、全く身に付きません。
もしくは身に付いたとしても、周りよりはスローペースだったりします。
なぜなら気持ちが入らないからです。
それなのに、家に帰ると「なんでもっとちゃんとやらないの?」とか「○○君はどんどん上達しているのに!!」とか、嫌味を言われて…。
そうなると子どもはますますやる気がなくなります。
そしてそんな子どもの態度を見て親もイライラ。
お母さんは「誰の為にしてあげてると思ってるの!?」とイラっとしますよね。
でも子供は「お母さんのため」って思っているかもしれません。
- 準備が遅い⇒やる気が無いから当然
- お迎えが遅くなったお母さんに対して「遅い!!もっと早く来てよ!」と愚痴る。
見事な悪循環の出来上がりです。
ここで大切な事は、習い事の内容うんぬんの問題ではないという事です。
「習い事の先生の教え方が悪いから」とか「合っていない習い事だったから」とか、そんな一歩先の所にまでも辿りついていないんです。
入口の『習い事に対する親子間での認識のズレ』で引っ掛かっているんです。
う習い事自体に興味が向く前に、「やりたくないのに!!」って不満に思う気持ちの方が先に大きくなってしまって、その習い事が『楽しいかどうか』ってところにすら行きついていない場合もあると思うよ。
ししころ
なるほどねー、そうなると習い事の内容はあんまり関係ないって事なんやなぁ。
ねこ
たまに何やっても長続きしないって子がいるけど、ポイントはその子の気持ちやねん。その気持ちを大切にしてあげなあかんね。
ししころ
子ども自身が『やりたくないけどやらされているからやっている』と思ってしまうと、そこでずっと引っ掛かってしまいます。
その習い事が『楽しいのか、楽しくないのか』を見極める、次のステップにあがれないんです。
だから、すごくもったいない!!
なんでも『楽しい』は無敵です。
勉強だって例外じゃないです。
『知るって事は楽しい!!』って子ども自身が思えれば、もっともっと知りたくなります。
ピアノもダンスもサッカーも、みーーんな根本的には同じなんです。
『楽しい』は無敵なんです。
どうすれば子どもが習い事に前向きになるの?
我が家の場合、どの習い事も最初は私が選んで習わせ始めました。
でもその習い事の『楽しさ』を教える事で、今ではどの習い事も子ども達自身が楽しんで、『子ども達の意志』で習っています。
こうなるととても楽なんですよ。
- 自分が続けたいから習い事の時間を守る
- お金を出してくれている親に感謝する
- 送り迎えをしてくれる親に感謝する
- 楽しんで取り組む
我が家の場合は、成績が悪いと習い事を辞めさせると言っているので、習い事を続けたいために勉強もがんばっています。
こうなると楽です。
だってほとんど「勉強しなさい!!」っていう事はないです。
最初は私が始めさせた習い事ですが、今では習い事さまさまで、ありがとうって気持ちです。
ではどうすれば習い事に前向きになってくれるのでしょうか?
今でこそ習い事に苦労をしていませんが、最初からうまく行っていた訳ではありません。
私自身、『習い事はだれのためか』なんて考えていなかったからです。
子どもと認識にズレがあるとか、そんな事に気付きもしませんでした。
長男が1年生になった頃、サッカーを習わせ始めました。
近所の友達もたくさんいる、地元の少年団でした。
まだ小さかったので、毎週末、朝早くからある練習試合に、親も同行しなくてはいけませんでした。
「休みの日くらいもっと寝ていたいのに」と思いつつも、朝早くからついて行ってあげていて、なのに何の活躍もしない。
そんな日が続いてイライラしていました。
「自分からボール触りに行ったら?」
「なんでボーっと突っ立ってるの?」
「○○君はどんどん上手くなってるのに」
子どもが泣き出すこともありました。
そんな日の会話はお互いギスギスして、親も子も疲れていました。
そうです。
完全に悪循環、負のスパイラルでした。
本人はやりたくてやっている訳ではない。
親は毎週末の早起きや当番や役員が重荷になって疲れていたんですね。
こっちがこれだけしてあげているのにって思ってしまっていました。
そして4年生の時にサッカーは辞めました。
サッカーの楽しさに気付かせてあげられないまま、辞めてしまったと思います。
次にダンスを習いはじめました。
最初は嫌がっていましたが、続けて行くうちに、楽しく踊れるようになってきました。
そして、年々上手くなって行き、今ではかけがえのない趣味になりました。
サッカーの時と何が違うのかと考えた時、サッカーの時は「そんな事も出来ないの?」と思う事がよくありました。
出来ないくせに自ら練習しないって態度にも物足りなさも感じていました。
ですが、ダンスに関しては身体が柔らかくなればいいかなぁぐらいの軽い気持ちで始めて、特に何かを望んだりもしていませんでしたし、誰かと比べるってこともありませんでした。
「今日はこんな事を教えてもらったよ。楽しかった。」「楽しくてよかったねー。」と話を聞いてあげて一緒に楽しめた事が子どもがダンスを好きになれた理由の一つにあると思います。
「そんな事も出来ないの?」ではなく、「そんな事が出来るようになったの?すごいねー!!」と褒めていた事も良かったのでは?と思います。
そこからは習い事に行くことが楽しくなり、意識も変わりました。
学ぶ事の楽しさを知り、前向きになりました。
今は塾も行っていますが、「今日はどうだった?」と聞くと「○○について教えてもらったー、楽しかったよー。」と言います。
勉強も他の習い事と変わらず楽しめる事はとても大きいです。
- 自分が続けたいから習い事の時間を守る
- お金を出してくれている親に感謝する
- 送り迎えをしてくれる親に感謝する
- 楽しんで取り組む
- 習い事に対しての認識のズレを作らない
- 子どもが話したい事を真剣に聞く
- 親も楽しむ、皆で楽しむ(共感)
- 「そんな事も出来ないの?」ではなく、「そんな事が出来るようになったの?」と褒める。
- 他の子と比べない。
まとめ
いかがでしたか?
子どもの習い事は誰のためのものなのでしょうか?
『親は子供のため』と思い『子どもは親のため』と思っていませんか?
ここがズレていると、親子で会話が成り立っているようでいて、実は根本からズレまくりで全然成り立っていないんです。
『習い事は誰の為にしているのか?』をはっきりさせておく事は大切だと思います。
最初は親がやらせた習い事でも、子どもを褒めてやる気をのばし、その習い事の楽しさに気付かせる事で「自分の意志でやっている」と思わせることがポイントです。
そうなると認識のズレからお互いもめる事もなくなり、親も子も楽になれますよ。
- 習い事に対しての認識のズレを作らない
- 子どもが話したい事を真剣に聞く
- 親も楽しむ、皆で楽しむ(共感)
- 「そんな事も出来ないの?」ではなく、「そんな事が出来るようになったの?」と褒める。
- 他の子と比べない。
子どもが大きくなるのはあっという間です。
『子どもの、子どもによる、子どものための習い事』を是非見つけて続けて下さいね。