相手の立場に立って考えるってよく言うけど、出来てないんじゃないですか?
こんにちは、ししころです。
私は親からよく「相手の立場に立って考えなさい」と言われて育ちました。
親になった今、私自身子どもにそう言って育てています。
「相手の立場に立って考える」はまだちょっと理解できないかなぁってぐらい小さい時には、「自分がされて嫌な事は相手にしちゃだめ」と言っていました。
でも、本当に「相手の立場に立って考えている人」ってどれぐらいいるのかなぁと疑問に思ったので記事にしてみました。
それでは行ってみよー!!
お客様のお客様もみーんなお客様という考え方
旦那さまの会社では、家を建てると定年まで毎月補助金がもらえます。
突然何の話なん!?
ねこ
まぁそう言わんと聞いてや。このエピソードが結構分かりやすいねんって。
ししころ
わずかですが、もらえるのともらえないのとではえらい違いですよね?
そんな補助金制度がある事を知った私は「家を建てて、もらえるものはもらいたい!!」と思いました。
そして、数年前からなんとかもらえる方法はないか、いやいや、一番活かしたもらい方は出来ないだろうかと色々な角度から考えていました(笑)
補助金やのに、あつかましい…。
ねこ
そこでたどり着いたのが、『賃貸併用住宅を建てる!!』という考え方でした。
『賃貸併用住宅』って聞いたことありますか?
老後の資産活用でよく出てくる言葉かと思われますが、実は「自宅用スペースが50%を満たしている」など、いくつかの条件が満たせれば住宅ローンを使って建てられるんですよ。
すごくないですか?
例えば、4,000万円で我が家を70㎡にして、横だか上だか下だかにもう一部屋60㎡で賃貸貸ししたとします。
「ざっくり住宅ローンが月々115,000円として、家賃収入が10万円ぐらいかなぁ。」
「そこに太陽光を乗せて…、ZEH住宅にしてもいいかなぁ!?」
「住宅ローン控除で年末に残債の1%帰って来るのもでかいなぁ。。」
会社からもらった補助金で妄想全開でした。
もう一回言うけど、あつかましいね!!
ねこ
そこで色々なハウスメーカーを回って感じた事。
それは、お客さまである私の方しか見ていないという事です。
当たり前ですよね、私がお客様で私に売りたいんだから。
私にとって魅力的な事ばかり教えてくれるのは当然です。
「こうすればもう一部屋増やせる」とか、「この機能を売りにすれば入居者は集まる」とか。。
実際住む人のこと、お客様のお客様は置いてけぼりなんやなぁ。。
と思いました。
大家さんの心をつかんで契約してもらいたいのですから当たり前ですよね。
でもそんな風に実際に住む人の事を考えないで作られた家ってひどかったりするんです。
例えば、無関心な大家さんの中には水貯めておくタンクも掃除せーへん大家さんもおるって聞いた事あるで。知り合いの所はフタがズレててカラスの死体が浮いててんて。
ししころ
きしょくわるーーー!!
ねこ
suumoジャーナル『「受水槽」が不衛生の恐怖…あなたのマンションは大丈夫?』
例えば後から発生する代金を渋る大家さんのために「こういう方法があって、こうすれば○○しなくて済むよ。」みたいなアドバイスをするところもあるみたいやで。
ししころ
お客様のお客様はお客様じゃないね。お客様って言うよりもはやカモやね!!
ねこ
ハウスメーカーのお客様は大家さん。
大家さんのお客様は入居者さん。
通常は自分のお客様の事は自分で考えるのが当たり前です。
ですが、『お客様のお客様の事も考える』って事が本当に『相手の立場に立って考える』って事なんだと思います。
つまり、ハウスメーカーは大家さんのお客さんの事も考えてこそ、『相手の立場に立って考えていると言える』のだと思うんです。
バリアフリー
バリアフリー
対象者である障害者を含む高齢者等の社会的弱者が、社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策、若しくは具体的に障害を取り除いた事物および状態を指す用語である。
参照元:Wikipedia
どうしてこんな話題を記事にしているかと言うと、実は昨日『バリアフリー』に関するテレビを見たからなんです。
とあるお店の駐車場の事です。
障がい者用の駐車場がちゃんと備え付けられていて、隣りには駐車場から下に降りられるスロープが備え付けてありました。
私はそれを見た時、正直何も思わなかったんです。
どこにでもある感じの駐車場にスロープくらいにしか思いませんでした。
ところが、実際車から降りて車いすでスロープを降りると、結構急なスロープでした。
そしてその坂の先には側溝があり、側溝のふたに見事車いすのタイヤがはまってしまうのです。
坂で勢いがついてそのままタイヤがはまってしまうと、急ブレーキがかかったように身体ごと放り出されて大けがにつながる事もあるとのことでした。
「バリアフリー法に基づいて、つけろって言われたからつけといたー」
ってやつですね。
実際に使う人の事を本気で考えてないんです。
この場合は施工会社(実際施工しているのは下請けさんだったりするんだろうけど…)のお客様が建物の管理者。
建物の管理者のお客様であるハズの障がい者の方。。
お客様のお客様はおいてけぼり。。
私自身、ベビーカーを押していて、そういったタイヤがはまった事は何回もあります。
砂利道に苦戦したり、通路が狭くて通れなかったり、買い物カートが押せないので手堤げで持てる分だけしか買い物が出来なかったり、遠く離れた不便な場所にエレベーターが設置して有ったり。。
実際に使う人目線で考えられていない場所っていっぱいあります。
とりあえずやれって言われてるから、やっつけでやっとけー
そんな人やそんな会社が作ったもので世の中はあふれているんです。
ママ友から学んだ事
昼下がりの公園で、ママ友数人で輪になって話に花を咲かせている光景ってどこでも見かけますよね。
でも子どもがいるとがっつり話し込むってなかなか出来ないんです。
自分の子どもが転んだり、誰かともめたり、おしっこしたいって言ったり…。
すると、その輪から抜けて子どもの元へ駆けて行く事もしばしば。。
子どもの用事が済んでその輪に戻った時、なんの話をしているのか分からず、少し疎外感を感じる事がありました。
なので、私は自分の経験から、輪に戻って来たママに「今ね、こんな話をしていたんだよー」とすぐに輪に入れるように声掛けをするように心掛けていました。
すると、転勤が決まってママ友とお別れをする時、数人のママからお手紙をもらいました。
その中に「いつも輪に戻った時、声掛けをしてくれて嬉しかった。ありがとう。」と書いてあるものもありました。
お礼を言って欲しくてやっていた訳では無かったのですが、気付いて、そんな風に言ってくれた事にとても感動しました。
その時に、本当に相手の立場に立てた時、相手には伝わる、気付いてくれるものなんだと知りました。
見返りを求めるのではなく、相手の立場に立ってちゃんと考えられた時、自分がされて嫌だった事を相手にしないように考えた時、本当に相手に伝わるんだと思います。
まとめ
いかがでしたか?
実際、真剣にバリアフリーに取り組んでいたり、お客様目線でお店作りをしているお店にはどんどんお客様が増えているそうです。
そしてそれらのお店のオーナーさんは口をそろえて言っていました「うちはお客様の為にバリアフリーにしてますねん」「バリアフリーが売りですねん」と自ら全く発していない、と。
実際利用してみて、その気配りに触れたお客様が、その気配りに気付いて口コミで広がっているとの事でした。
「このお店ベビーカーでも入りやすいよー」ってインスタで広がってお客様が増えているってレストランもあったよ
ししころ
子どもがいるファミリー向けのお店なら、お金をくれる親ではなく子どもの事も考える。
親は子どもが喜んでくれるのが一番嬉しいんですから。
うちの子は「あめくれるからあそこのラーメン屋さんがいい!!」「あめくれるからあのガソリンスタンドに行きたい!!」って言うで
ししころ
あめ一個の気配りの差なんです、子どものハートをゲットするのは(笑)
この間行ったごはん屋さんでは、スプーンやフォークなんかのお子様用のお茶碗を出してくれた時に娘が「ありがとう」って言ったら、若い男の子の店員さんが「どうしたしまして」って言ってくれてん。「子どもの思いを大切にしてくれたー!!」って、もうそれだけで親は満足やねん。
ししころ
逆に、外食で鉄板に乗ったハンバーグを頼んだ時に子どもの頭の上から出す人おるねん。もし落としたらどうするねん!!ってそんな危険予測も出来へん店には二度と来るかぁ!!って思うわー。
ししころ
はいはい、もう分かったから。キリなさそうやからおしまいにするでー!!
ねこ
相手の立場に立って考えるってよく言うけど、出来てますか?
かなり自論が入りましたが、相手の喜ぶ先にある所まで考えられて、相手の立場に立って考えられてるのでは?と思いました。
ちなみに『賃貸併用住宅』の話は旦那さまの会社に却下されて水の泡となり消えました、トホホ…。
ししころ
当たり前じゃ!!
ねこ
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